墓じまいの手順は?必要な準備や注意すべき点について解説 | 清水ベイサイドメモリアル
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2024年08月02日

墓じまいの手順は?必要な準備や注意すべき点について解説

墓じまいの手順は?必要な準備や注意すべき点について解説

墓じまいをどのように進めればよいかわからず、悩んでいませんか。実際に行うには、親族からの同意や、改葬許可証などの手続きが重要です。手順を知っておけば、墓じまいのやり方がわかります。適切な準備や注意点などもわかり、正しく進められるでしょう。今回は墓じまいを検討中の方へ、適切な手順を紹介します。

一般的な墓じまいの流れ

一般的に墓じまいをするには、以下の7つの手順どおりに進めなければなりません。

STEP1:親族からの同意を得る
STEP2:必要書類の確認
STEP3:墓地管理者への連絡
STEP4:新しい納骨先の選定
STEP5:改葬許可証の入手
STEP6:閉眼供養
STEP7:墓石撤去が終わったら新しい場所へ納骨する

各手順の詳細を以下で見ていきましょう。

親族からの同意を得る

墓じまいをするには、最初に親族への相談が重要です。独断で行うと、後からトラブルになるおそれがあります。墓を片づけることで、親族や関係者によるお参りの機会も失われるのです。墓じまいに対する考え方は人によって違うため、親族とよく話し合わなければなりません。以上の理由から墓を片づけたい場合、やってもよいか親族全員と話し合ってください。

必要書類の確認

墓じまいをするには、管轄の自治体で書類手続きをしなければいけません。そのため必要書類を事前に確認しておきましょう。必要とされる書類は、以下のとおりです。

  • 改葬許可申請書
  • 埋葬証明書(一部自治体)
  • 墓地名義人の承諾書
  • 遺骨受入証明書(一部自治体で不要の場合あり)

たとえば改葬許可申請書は、お墓の撤去を許可してもらうための書類です。遺骨のある市区町村の役場に提出しなければならず、遺骨1体ごとに1通を用意しなければなりません。また埋葬の事実を証明するため、墓地管理者の署名や捺印を要します。改葬許可申請書が受理されれば、改葬許可証を手に入れられ、墓じまいを始められるのです。

埋葬証明書は一部自治体において、改葬許可申請書への署名や捺印の代わりに必要です。墓地名義人の承諾書は、墓地使用者と改葬許可申請者が異なる場合に、用意しなければなりません。遺骨受入証明書は、一部自治体で添付を要します。

このように必要書類や手続きは、自治体により異なります。お墓のある自治体のホームページを確認し、墓じまいに必要な書類を確かめておきましょう。必要書類を把握することで、準備を正しく進められます。

墓地管理者への連絡

墓地管理者に墓じまいの意思を伝えてください。そのうえで管理者から、埋葬証明書を発行してもらいましょう。

ここでの注意点は、墓地の種類によって管理者が異なる点です。たとえば寺院墓地なら住職が埋葬証明書を管理しています。一方共同墓地なら管理組合や地域代表、役所などが埋葬証明書を発行するしくみです。公営・民間霊園なら、霊園管理事務所から同様の書類を受け取りましょう。お墓の場所に応じて、正しい墓地管理者へ連絡してください。

新しい納骨先の選定

埋葬証明書を受け取ったら、新しい納骨先を選びましょう。多くの方は墓じまいをすると、永代供養を選びます。一定額を支払う代わりに、寺院などで供養を代行してもらえるからです。また宗派を問わず依頼でき、長期的な供養を受けられます。

新しいお墓を探すときは、自身の想いに合う場所を選びましょう。自身や親族がお墓参りをしやすいように、一定の配慮が大切です。たとえば自宅からの距離が近かったり、親族に負担がかからなかったりする場所が望ましいといえます。以上を踏まえながら、新しい納骨先は、親族全員が納得できる場所にしてください。

改葬許可証の入手

改葬許可申請書を提出し、改葬許可証を入手してください。申請書は自治体の窓口で入手できるほか、郵送で受け取ったり、ホームページでダウンロードしたりできます。改葬許可申請書は、埋葬証明書や受入証明書とまとめたうえで、墓地のある自治体に出してください。自治体から改葬許可証を得られれば、墓じまいに関する行政手続きは完了です。

閉眼供養

閉眼供養とは、遺骨の取り出しにあたっての儀式を意味します。お墓には故人の魂が宿っていると考えられ、魂を抜き出すための儀式が必要です。墓じまいをするには、住職へ閉眼供養の依頼を出しておきましょう。墓じまいの予定であるお墓へ来てもらい、閉眼供養を済ませてください。

墓石撤去が終わったら新しい場所へ納骨する

改葬許可証を入手済みなら、お墓の持ち主が自分で墓石を撤去できます。ただし墓石の撤去は、石材店への依頼が一般的です。墓石には一定の重量があり、自力での撤去は大きな負担になります。そこで石材店から、撤去費用の見積もりを取っておきましょう。業者によって撤去費用は異なるので、見積もりの内容から納得できる金額の依頼先を選んでください。墓石撤去が済んだら、遺骨を新しい納骨先へ納めましょう。

まとめ

墓じまいをするには、さまざまな手順を踏まえなければなりません。親族からの許可を得たら、改葬許可証や墓地名義人の承諾書などの必要書類を準備しましょう。準備が終わったら閉眼供養を済ませ、新しい納骨先へ遺骨を納めてください。以上で墓じまいは完了です。

静岡県静岡市清水区の「清水ベイサイドメモリアル」では、墓じまいに関する相談を受けつけています。墓じまいの手順や注意点に限らず、新しい納骨先の悩みにもお応えします。当社はあらゆる宗教や宗派を受入ており、気軽に相談できる場所です。墓じまいや新しい納骨先に関するご相談は、当社公式ホームページへアクセスのうえ、気軽にお問い合わせください。