合葬墓、共同墓、合同墓、合祀墓とは?メリットやデメリットについて解説 | 清水ベイサイドメモリアル
お役立ち情報
2024年08月16日

合葬墓、共同墓、合同墓、合祀墓とは?メリットやデメリットについて解説

合葬墓、共同墓、合同墓、合祀墓とは?メリットやデメリットについて解説

合葬墓や共同墓、合同墓、合祀墓を希望する方もいるでしょう。家族の事情によっては、合葬墓や共同墓を利用すれば、無縁墓や無縁仏になるリスクを抑えられます。ただしあとから遺骨を取り出せないという注意点も踏まえてください。今回は合葬墓や共同墓などを希望する方へ、その定義やメリット、デメリットを解説します。

合葬墓、共同墓、合同墓、合祀墓とは?

合葬墓は墓地によって共同墓、合同墓、合祀墓などと表現されます。いずれの場合も、複数人の遺骨を共同で埋葬するしくみです。合葬墓や共同墓などは同じ意味で使われることがあります。基本的な定義について、以下を見ていきましょう。

多くの方たちの遺骨とともに埋葬される

合葬墓や共同墓などの特徴は、不特定多数の遺骨をひとつの墓地へ埋葬することです。つまり埋葬される遺骨は、特定人物の親族や先祖などに限られていません。赤の他人の遺骨と一緒に埋められるのが、合葬墓です。

他人の遺骨と共同で埋められる点は、個人墓と異なります。個人墓の場合、骨壺に入った遺骨を納骨するのが基本です。墓地や寺院によっては、骨壺から取り出した遺骨を布袋に入れて納骨します。したがって埋葬後も、遺骨を取り出せることがあるのです。

ただし合葬墓や共同墓に一度埋葬すれば、遺骨を取り出せません。他者の遺骨と共同で埋葬されれば、どの遺骨が誰のものか判別できなくなるからです。このような注意点はありますが、合葬された遺骨は寺院や霊園などに供養してもらえます。

合葬墓や共同墓などは他者との共同での埋葬という点で同じ

合葬墓や共同墓、合同墓、合祀墓には、厳密な定義の違いがありません。墓地や霊園によって、呼び方が違うだけです。知らない方と共同で埋葬される意味として、合葬墓や共同墓などは同じといえます。

ただし合葬墓と合祀墓では、埋葬や供養の方法が異なる場合もあります。たとえば合葬墓において、一部の管理者は骨壺から遺骨を取り出しません。その場合、多数の骨壺を墓地や納骨堂にまとめて供養するしくみです。一方合祀墓は複数人の遺骨をそれぞれの骨壺から取り出したうえで、ひとつのお墓にまとめます。多くの墓地や霊園は、合葬墓や共同墓などを、同じ意味として扱います。しかし管理者によっては、合葬と合祀を厳密に分けて用いることもあるのです。

合葬墓、共同墓、合同墓、合祀墓のメリット2つ

合葬墓や共同墓などのメリットを知っておけば、今後の墓選びにつながるでしょう。費用や跡継ぎでお悩みの場合、そうした問題を解決できる可能性があります。ここでは2つのメリットについて見ていきましょう。

費用を抑えられる可能性

合葬墓や共同墓などは、コストを抑えられる可能性があります。個別にお墓を建てる関係上、墓石の購入が不要だからです。墓石を買わなくてよいぶん、予算を抑えられることがあります。

合葬墓や共同墓などの費用は、管理者によって異なります。ただし一般的なお墓と違い、年間管理費が無料の場合もあるのです。一方で合葬墓の墓誌に対する故人名の彫刻費用、納骨量などがかかります。そのため利用前は、埋葬先の費用を確かめておきましょう。それでも合葬墓や共同墓などを利用すれば、低予算で埋葬先を決められます。個人で墓石を持たなくてよいぶん、一般的なお墓より安く済む方もいるのです。

跡継ぎのいない問題を解決できる

合葬墓や共同墓などに遺骨を埋めれば、跡継ぎのいない問題を解決できます。以上の場合、霊園や寺院に遺骨を管理してもらえるからです。仮に跡継ぎのいない故人でも、墓地の管理者に遺骨を供養してもらえます。

世の中には身寄りがいなかったり、夫婦だけで継承者の子どもがいなかったりする方もいます。そうした方が終活で直面するのが、後継者のいない問題です。近年は少子化や核家族化なども目立ち、後継者の問題が顕著になっています。

しかし合葬墓や共同墓があれば、後継者がいなくても無縁墓や無縁仏になるリスクを抑えられます。寺院や霊園の管理者に、遺骨を供養してもらえるからです。合葬墓のような選択肢のおかげで、終活を安心して進められる方もいます。

合葬墓、共同墓、合同墓、合祀墓のデメリット

合葬墓や共同墓などを利用する場合、埋葬後に遺骨を取り出せないのがデメリットです。他者と同じお墓に埋められる以上、どの遺骨が誰のものか判別できなくなります。そのため合葬墓を選ぶ前は、親族全員の了承が不可欠です。

親族によっては、先祖代々引き継いできたお墓もあります。しかし一度遺骨を合葬墓へ移せば、あとから遺骨を取り出せません。親族と話し合い、合葬墓や共同墓などへの同意を得られれば、そうした形式を選びましょう。

まとめ

合葬墓や共同墓、合同墓、合祀墓は他者の遺骨とまとめて埋葬されるお墓を指します。それぞれ基本的な定義が似ており、墓地や霊園で呼称が異なるのです。合葬墓や共同墓は、一度埋葬された遺骨を取り出せないのがデメリットです。しかし低コストで選べるうえ、後継者のいない問題も解決できる可能性があります。

静岡県静岡市清水区の「清水ベイサイドメモリアル」では、合葬墓や共同墓に関するご相談を受けつけております。墓じまいをする方には、跡継ぎがいないことや、子どもたちに負担をかけたくないなどのお悩みがあるでしょう。当社はそうした問題を解決するため、合葬墓や共同墓などの最適なプランを提案いたします。当社の公式ホームページでお問い合わせいただければ、相談者のご要望やお悩みに応じた回答が可能です。