神道の納骨祭──猛暑のなか、静かに手を合わせて | 清水ベイサイドメモリアル
霊園の日常
2025年08月04日

神道の納骨祭──猛暑のなか、静かに手を合わせて

今週末の静岡は真夏の陽ざしが容赦なく照りつけ、風のない一日でした。
そんな中、清水ベイサイドメモリアルでは神道の納骨祭(のうこつさい)が厳かに執り行われました。

仏式とは異なる「神道」のおくりかた

仏教のお葬式や法要が一般的な中、
神道には仏式とは違う「死との向き合い方」があります。

神道では「死」は穢(けが)れとされ、
神棚を閉じて清め、祖霊として祀るという考え方が基本です。

納骨も「仏式の法要」ではなく、神職による祝詞(のりと)奏上の中で静かに行われます。

暑さの中でも心は澄む

この日も、気温は35度近く。
立っているだけで汗がにじむような暑さの中、
ご遺族はきちんと正装で集まり、
神職の前で静かに頭を垂れられていました。

厳しい暑さの中でも、
「しっかりお送りしたい」という想いが
ひとつひとつの所作に表れていました。

神道の納骨祭で印象に残ったこと

  • 神職が榊(さかき)を手に、祝詞を丁寧に奏上
  • ご家族が順番に玉串(たまぐし)を奉奠(ほうてん)
  • 「あの世」ではなく「祖霊」として家を守る存在へ
  • 静寂の中にただよう、凛とした空気

宗教は違っても、故人を敬う気持ちには共通するものがあります。
それを強く感じたひとときでした。

霊園としてできること

神道、仏教、キリスト教、無宗教──
清水ベイサイドメモリアルでは、宗派を問わずお受けしています。

それぞれのご家族にとって、
「納得できるお見送り」ができるよう、
私たちは丁寧に寄り添ってまいります。

🌿 最後に

この日、神道の形式で納骨された方が帰り際、
「暑かったけど、気持ちはすっとした」とぽつりと話してくださったのが印象的でした。

どんなに暑くても、
心は澄んで、静かに手を合わせる。
その姿を見て、私たちも背筋が伸びる思いでした。