お葬式が仏教であることが多い意外な理由とは? | 清水ベイサイドメモリアル
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2022年07月20日

お葬式が仏教であることが多い意外な理由とは?

昨日の続きのような話ですが・・
日本人はなぜ、ほとんどの人が仏教なのか。

江戸時代に、徳川幕府は
「檀家制度」を設けることで
寺院に役所のような権限を与えました。
戸籍と同じ意味の「宗門人別帳」で
全ての庶民を仏教徒として管理させたのです。
これでほとんど全ての日本人が
形式上で仏教徒になったわけです。

これ実は、仏教を保護したわけではなく
キリスト教の弾圧が本当の目的だったのです。
なぜキリスト教を弾圧するのかは、長くなるので割愛します。

そして幕府は寺院に対して
「庶民の葬式を義務付けた」のです。
熱心なキリシタンであれば
仏教の葬式など考えられません。
キリスト教の信者は仏教に帰依するか
迫害されるかの二者択一を迫られたわけです。
意外な事ですが、仏教の葬式というのは
この時から始まったそうです。
キリスト教式の葬式をやらせないため
仏教も葬式を始めたというニュアンスですね。
まぁ幕府という権力者の都合です。

現在ほとんどの人が仏式で葬儀をやるのは
そんな歴史があったからなんですね。